第46回 久留米まつり剣道大会の審判長の講評

 平成30年10月28日(日)、久留米市の小学生、中学生、高校生、大学生、一般の皆さんが
参加し、大会が開催されました。
 
 各部門による個人戦、トーナメント戦でした。
 
 この日の審判長・大隈光夫先生から、大会を通じての講評をいただきましたので、以下
ご紹介します。

 早朝から長時間お疲れ様でした。入賞者の皆さん、おめでとうございました。

 まず、本大会の開会式の挨拶(会長挨拶、審判長の注意事項、選手宣誓)で共通して使わ
れた言葉は「正々堂々と戦う」でした。「卑怯な手を使わず、紳士的に勝敗を争う」という
精神面に重きを置いた意味によく使われていますが、剣道人の皆が同じところを求めている
との思いをいたしました。試合・審判規則第一条には同じような意味で「公明正大に試合を
し、…」とあります。

 二つ目は、選手・審判・観戦者の調和です。試合場の選手を中心にして、観客席と本部・
審判団の席が近くに向かい合う状況のもと、熱い選手と審判、そして熱心な観戦者の調和が
すばらしいと感じました。

 三つ目は、試合内容です。新しいアリーナで初めて開催された久留米まつり剣道大会にふ
さわしい熱戦続きで、上位に行くにつれ見事な1本が数多く見られました。また、約500名に
およぶ小、中、高校生、女子、大学一般の選手のうち、疲れを見せる選手はほとんどなく、
暑い夏の稽古を乗り切ってきた賜物だと感じました。

 今後もさらなる稽古を続け、皆さんの剣道が益々良くなることを期待します。

 以上です。
 選手の皆さん、今後も修練に励んでください。